動物の調教師が取得できる『技能ビザ』をわかりやすく解説

馬の調教師を海外から呼びたいが、どのようなビザを取得したらよいのでしょうか？

「海外の馬の調教師を日本に呼びたい」「動物園や水族館で専門的な動物調教ができる方を招聘したい」
そんな時に必要となるのが『技能ビザ』です。
この記事では、動物の調教師が日本で働くために必要な **技能ビザの要件・申請方法・必要書類** を、行政書士がわかりやすく解説します。

動物の調教師の仕事をするには『技能ビザ』が必要

外国人が日本で動物の調教師の仕事をする場合には、『技能ビザ』が必要です。

動物の調教師とは、動物園や水族館の調教師や乗馬の調教師等を指します。

厩舎の掃除や動物への給餌のみの仕事は認められず、動物調教における専門的な技術を用いて行う仕事をする必要があります。

動物の調教師技能ビザを取得するには、以下の2つの要件をすべて満たす必要があります。

動物の調教における分野における 10年以上の実務経験 が必要です。
専門学校などでの学習期間も動物の調教に従事する事が通常であるため実務経験として算入可能です。

日本人が同様の業務に従事する場合と同額以上の給与（報酬）を受けることも条件の一つです。

技能ビザを取得するには、10年以上の実務経験を裏付ける証拠書類を入管に提出し、熟練した技能を証明する必要があります。主な証明書類は以下の通りです。

在職証明書
動物の調教の仕事をしていた期間を明記した証明書を提出します。
勤務していた会社名（厩舎）、所在地、電話番号、在職期間を明記した証明書を提出します。
複数の勤務先の経験を合算する場合は、それぞれの証明書を提出します。
原本に加え、日本語訳も必要です。
※在外日本大使館が勤務先に確認を行う場合もあるため、正確な記載が求められます。
公的機関が発行する職業証明書類
実務経験を証明する公的書類（職業登録証など）の入手が可能な場合は、こちらの公的書類でも問題ございません。

申請は、最寄りの 出入国在留管理局（入管） に書類を提出して行います。

すでに日本に滞在している場合　→ 「在留資格変更許可申請」を行います。

対象の外国人が海外にいる場合　→ 「在留資格認定証明書（COE）」の発行を申請します。

外国人を海外から呼び寄せる際に入管に提出する書類をご紹介いたします。ただし、最低限の書類となりますので、個々の事情に合わせて他に追加の書類を準備する必要があります。

動物の調教師が日本で働くためには、技能ビザの取得 が不可欠です。
実務経験の証明や書類の整合性が不十分な場合、不許可になるケース も少なくありません。

「海外から馬の調教師を海外から呼びたい」
『水族館のショーのためイルカやオットセイの調教ができる方を海外から招聘したい』

そんな方は、技能ビザ申請に強い『オープンビザ行政書士事務所』 にぜひご相談ください。

経験豊富な行政書士が、確実な書類作成とスムーズな申請をサポートいたします。

よかったらシェアしてね！